レッスン日記
言葉のアンテナ
先日レッスンをしている時に、
「今日は最初はカタカナの書き取りをやってみよう!」と、カタカナテストをしました。
先ずは簡単な2文字のカタカナからスタート、その生徒さんは易々と書いてくれました。
「次はレベル3!その次はレベル5!」と、
問題を出す毎にレベル上げていきました。
2文字から3文字にしたり、促音、拗音、長音と段々難しくしていきました。
「先生次はもっとレベル上げて!」と言われたので、
「これはどうかな…?」と地名を出してみました。
その生徒さんと使ったカタカナのテキストでは、
小さい「アイウエオ」の音が出てきませんし、「ヴ」の音なども出てきません。
しかしその生徒さんは、私が言ったその地名を、
何度も何度も自分で言って確認しながら、パソコンのホワイトボードに向かって書き上げてくれました。
「正解!」と言うと、
とても嬉しそうに「やったー!」と喜んでくれました。
私は本当に驚きました!!
その生徒さんはとっても頑張り屋さんで、
いつもヒントを出そうとすると、「出さないで!」と静止して、
何とか自分で考えようとしてくれます。
どうしてもお手上げの時以外は、私も出さないでジッと待っています。
今回のカタカナの問題が正解できたので、
「どうして分かったの?」と聞いてみました。
すると、
「前日本に行った時に、日本のグローサリーで小さいアイウエオを見たことがある!その時、自分でカタカナを読んで、そうか!って分かった」
と教えてくれました。
おそらく生徒さんは、日本のスーパーで小さな文字のアイウエオを見て、何と書いてあるか読んでみたんだと思います。
そして書かれている文字が読めて、意味が分かったというお話でした。
その生徒さんの言葉に対するアンテナや感度の良さ、またテストの時に記憶を引っ張り出して結び付けていく力に、
私は驚きと感心と感動と、「凄い!」としか表現できなかった自分のボキャブラリーの無さに失望しつつ、
生徒さんの著しい成長の姿を見て、
「なんて素晴らしい場面に立ち会えたのだろう!」と嬉しくなりました。
その後も、さらに難しい問題をクリアしていってくれたわけですが
そこから感じたことは、
生徒さんにとっての日本滞在が、
楽しかった!面白かった!に止まらず、
言葉のアンテナを伸ばしてくれる体験になってくれたんだなということです。
普段住んでいる国とは違う、でも全く知らない国ではない「日本」で、
言葉のアンテナを張り巡らせてくれたことがとても嬉しいです。
この夏、日本へ帰国される保護者の皆さん、生徒の皆さん、
1日1語、言葉探しをしてみませんか⁇
その言葉って、どんな意味があるのでしょうか?
ひらがな、カタカナ、漢字、どんな文字でしたか?
是非、写真に撮ってみる、真似して書いてみる、
言葉の意味を調べてみる、
夏休み明けの「先生への質問」にしてみる、
どんな形でも構いません。
1日1語、新しい言葉を探してみてください^ ^
西本
レッスン日記一覧に戻る