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レッスン日記

習慣化について

私のレッスンでは、まず前回のレッスンからの今回のレッスンまでに、どんな事があったのかを話します。

例えば、先週ですとアメリカではサンクスギビングホリデーだったということで、

学校がお休みの生徒さんも沢山おられました。

サンクスギビングに何をしたのか、どんな風に過ごしたのかを話しました。

その中で、ある生徒さんが、

「ホリデーだったから全然日本語の勉強をしませんでした!最近、全然日本語の勉強してない!前はルーティンがあったのに、今やってません!!ルーティン戻したいです!」

と話すのです。

その生徒さんのこの1年間の成長は凄まじく、

保護者の方も驚いていたほどです。

日本が大好きで、日本語の勉強を楽しんでいた生徒さんの身に何が起こったのでしょうか…

と、よくよくお話を聞いていくと、最近は学校から帰ってくると疲れていて、お昼寝をしてしまう、との事でした。

また、YouTubeでショート動画を見てしまって、

あっという間に時間が過ぎている、と。

生徒さんは私に、「どうすれば以前のルーティンにできるか」という相談をしてきました。

ここまでのお話を聞いて、

「いやいや!それは誰でもそうだよ!」と思った方もおられるでしょうし、

「え、これ生徒さんの話?大人の話じゃなくて?」と、驚いた方もおられるかもしれません。

今までと違った何かを習慣化することは、とても大変な作業です。

「三日坊主」、という言葉があるくらいですから、

人間の脳はなかなか習慣化できないような仕組みになっているんですね。

実際に、習慣化する方法の本は日本でも沢山売られています。

子どもの本、というよりは、大人向けに書かれた自己啓発本が多いです。

それを、まだまだ小学生の生徒さんが、「ルーティンを戻したい、習慣化したい」と言うのです。

何と素晴らしいことでしょう。

今までの自分の習慣を理解し、現状に問題を抱えて改善したいと思っている。

そう頭では理解しつつも「ついつい……」、に流されてしまい、

なかなか以前のようにはうまくいかないと…

もうこの視点だけで、人生何回目なのよ、と言いたいところですが、

私も、「そうだなぁ…」と考え込んでしまいました。

まずは、生徒さんの平日の帰宅後の過ごし方を一緒に確認していきました。

お昼寝してしまう、YouTubeを見てしまう、これは実際、仕方のないことかと思います。

「お昼寝してしまう=眠い、疲れている」、ということですし、

「YouTubeを見てしまう=脳が勉強以外を欲している」、ということかなと思います。

小学生ですから、学校の宿題もあります。

YouTubeを見ることが悪い、ではなく、

タイマーをかけて、見る時間を限定することを提案しました。

一回に見るのは10分〜15分とし、限度は30分まで。

10分見た後は目の休憩、ということで、休憩している間に漢字練習帳を音読する、国の名前と首都を言う、都道府県名を言う等で、「ちょこっと日本語学習」を取り入れてみてはどうか、ということをお伝えしました。

「毎日1時間日本語を勉強しよう!」と、大きな目標を掲げてしまうと、できなかった時に後ろめたさを感じてしまいます。

「日本語学習もタイマーをかけて10分だけ」と、小さなステップから始める、「もう少しやろうかな」でストップしてみるくらいでちょうどいいのでは?と話すと、

「それやります!」と言ってくれました。

お昼寝の件につきましても、眠い、ということは、睡眠が足りていないということなので、前日の夜の過ごし方から見直していかなければなりません。

また、季節の問題もあるかと思います。北半球では、冬になっていく中で、日中の太陽を浴びる時間が短くなっています。

そうなってくると、人の体は寝るような仕組みになっています。

眠いなら寝る、それが一番です。

実際に、夜はNetflix等でドラマを見てしまって、寝る時間が遅くなりがち、ということも話してくれたので、

「まずは寝ましょう!」と、お伝えしました。

「早く寝ます!YouTubeもタイマーします!」と言ってくれましたが、果たしてどうなる⁈、というところで、今後も見守っていきたいです。

まずは、小学生でここまで考えられるなんて…と、

それだけで成長を感じますし、大人でもそれは難しいのよ…と言いたいです。

「やりたい!変わりたい!」と本人が感じているなら、

思っていることが実現できるようにサポートしていくのが、私達の役割かなと思います。

その生徒さんと話していて、私も刺激をもらいましたし、

今自分が学んでいる中国語について、勉強する仕組みを考えるきっかけとなりました。

日本語を教えるだけが、我々の仕事ではありません。

あくまで、「日本語」はツールで、それよりも日本語を学ぶことを通して、

生徒さん自身にとって、何か一つでも良い影響があるといいなと思いながら、日々レッスンをしています。

そして私も、生徒さん達とのやりとりを通して、

刺激や学びを得ています。

西本

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