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レッスン日記

日本語ってゆるい

先日、読売こども新聞でこんな記事を見つけました。

中学受験の国語の過去問題です。

外来語の意味を表す熟語を、選択肢の漢字から選んで答える、という問題でした。

例えば、【センター】→【中央】

というような問題。

私は読売こども新聞の中学受験の問題を見ると、

解きたくなってしまいます。(あ、算数は解きません)

特に国語の問題は、俄然やる気が湧いてきます。

問題を解いたら解答を確認します。

全問正解できました!フッフーーー!!

この問題のポイントと解説では、言語学者の先生がこんなことを書かれていました。

「日本語で使っている『漢字』だって、元をたどれば外来語。」

なるほど!よくよく考えるとそうです。

漢字も、昔々に中国語からやってきました。

そしてひらがなとカタカナの字源は漢字です。

日本語は、ひらがな、カタカナ、漢字、英語、を日常で使いこなす珍しい国です。

数字だってアラビア数字以外にも使います。

こんなに小さな国で、多種多様な文字を使う国は、世界でも珍しい国ではないかと思います。

日本語の外来語は、ポルトガル語や英語、ドイツ語やフランス語など、様々な言葉が生活に溶け込んでいます。

私も、授業の中で生徒さんと話している時に、

度々カタカナの言葉を使います。

アイデンティティ、ポジティブ、ネガティヴ、ニュアンス、イントネーション…

極力日本語で話そう、と思っていても、

そのままカタカナの言葉を使った方が、私が言いたいことに「ダイレクト」に伝わる気がしています。

ただ、話す相手にカタカナの言葉を使われても、

はて?となることもある気がしています。

コロナの時に使われていた、ロックダウンやクラスター、

IT業界で使われるような言葉等、その業界では通じても、年齢や職種によっては伝わらないこともしばしばあると思います。

カタカナの言葉を使うのが悪いのではありません。

相手によって、適切な言葉を選んで使っていける語彙力が必要だと思います。

また使う我々も、きちんと意味を理解して使っていないこともあるのでは?とも思います。

みんながこういう場面で使っているから、この意味かな?と見当をつけて使う。

言葉とは、そうして習得していくものだと思いますが、例えば、「エモい、バズる」等の、「エモ、バズ」が何なのか、ということは、我が子達は知らないと思います。

それなのに、知らないまま、「エモい、バズる」と、使っています。どちらの言葉も私は使いません。

ミーム、という言葉も、いまだに理解がふんわりしています。

日本語は、色々な国の言葉を取り入れる柔軟さ、

また「エモい、バズる、ググる」のように、

独自の言葉に変化させていく言葉の幅、ゆるさ、のようなものが特徴だと思いますし、それが一つの良さだと思います。

私の祖母には、エモいやバズるは通じないと思いますが、

カタカナの言葉は、これからもどんどん増えいくと思います。

ここで大切なことは、分からない言葉をそのままにしないこと、だと私は考えています。

カタカナの言葉でも日本語でも何でも、分からない言葉の意味を調べる癖をつけて欲しいと思います。

本当は辞書で調べて欲しいところですが、辞書が無かれば代替のもので調べる。

本当はこんな意味があったのか、語源はこれなのか、と知ることが、

また言葉や思考を豊かにしてくれます。

日本で使われているエモいやバズる、これを生徒さんに伝えることもまた面白いと思います。

英語圏の生徒さんにすれば、「逆輸入」、といった感じでしょうか?

今回の記事を読んで、私も自分が使う言葉を改めて考えるきっかけとなりました。

それと同時に、日本語そのものの懐の深さを感じることができました。

西本

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