レッスン日記
一番難しい漢字は?生徒の疑問から漢字づくりを楽しんだ日
先日、漢字のレッスンをしている時のお話です。
漢字の書き順を確認し、「今日の宿題はこの漢字書いてきてね!」と、お願いしたところで生徒さんが、
「先生、一番難しい漢字って、どんな漢字?」
「一番難しい漢字ね……調べてみようか!」と、
早速調べてみることにしました。
私の頭の中には、『ビャンビャンメン』の漢字が浮かんでいましたが、
もしかするとそうではないかも…
他にもあるかもしれない…と、Google先生に聞いてみました。
漢字を見つけ(ビャンビャンメンではありませんでしたがこの漢字も該当します)生徒さんに画面共有して見せると、
「なにそれ!先生、これどういう意味?なんでこの漢字使うの?」
と質問されました。
「おぉ…本当だね!これどういう意味があるんだろうね?
昔この漢字を作った人がいるんだよね。なんでこの漢字を作ったんだろうね〜(私も知らないので考え中…)」
「昔の人は、この漢字のアイデアどうするの?」
「そうだね〜…昔々の人は今みたいにYouTubeもないし、Netflixもないし、スマホもないからさ、きっと暇だったんだよ。漢字作るのがゲームだったんじゃない?」
「そっか…じゃあ先生、ない漢字ってある?」
と言うのです。
この世にある言葉で、漢字で表現できない言葉があるのか、と生徒さんから質問されました。
「そうだね…世界は広いからもしかするとあるかもね!中国ではなんでも漢字で言葉を表現する国だから、中国語にはない言葉だとあるかもしれないね!」
「じゃあ、“かさぶた”って、漢字ある?」
!!!!!まさかのかさぶた!!!!
「…かさぶたはあるかな…笑!」
「ぼくは、これが“かさぶた”の漢字!」
と言いながら、ホワイトボードに生徒さんが考えた“かさぶた”を書いてくれました。
私が、「鬱」という漢字を見せて、
「この漢字は、気分がハッピーじゃないっていう意味の漢字なんだよ。悲しいとか、嫌なことがあったとか、この漢字難しいから、書くの嫌になるでしょ笑」
「じゃあ次はunhappyな漢字考えるね!」
その後も、腐った牛乳、バブルガム、次々に色んな漢字を考えてくれました。
その楽しそうな様子を見て、私はハッとしました。
きっと昔の人も、
「これとこれ合わせて、これで“かさぶた”って意味にしようよ!」
「いいね!じゃあさ!じゃあさ!これとこれを合わせて〜……」と、
漢字を生み出していたんじゃないかと思ったのです。
漢字は、象形文字や会意文字、形声文字等、様々な成り立ちがあります。
昔のお役人が、あれやこれやと話して漢字を作ったんだと思います。
そして2026年の現代、
私と生徒さんは今新たに漢字を作り出していたわけです。
何とも面白い遊びでした。
生徒さんの「?」から漢字を調べ、
新しい漢字作りへと発展していったこのレッスン。
生徒さんの「?」が、レッスンの種となってくれました。
自分の中から湧いてきた疑問でレッスンをしたことで、
生徒さんの中では、漢字作りをする前よりも、もっと漢字の事が身近になったかもしれませんし、そうであって欲しいなと思いました。
これって、漢字で書いたらどうやって書くんだろう。
「ない漢字」って、あるのかな?
そんな風にアンテナを張って世界を見てみるのもとても面白いです!
新しい漢字のアイデア、是非お待ちしています!!
西本
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