海外在住者のための日本語レッスン 優心オンライン

レッスン日記

テキストから

日本は毎日溶けるような暑さが続いています。

体調等、崩されていませんか⁇

夏休みに入られている生徒さん、生活のリズムはいかがでしょうか⁇

今日は、日本語のレッスンで使っているテキストのお話です。

「おひさま」というテキストなのですが、

シリーズでワークもあります。その中で私が好きな箇所を紹介させてください。

読み物としても、会話の練習にも最適なテキストなので、使用されている生徒さんも多いかと思います。

そのワークの中で、「どうぶつ」のまとめに読解問題が出てきます。

内容は、ペンギンができないこと、できることについて可愛らしく書かれているのですが、最後の数行にこんなことが書かれています。

【できないことより、できることをだいじにしようよ】

このフレーズが大好きで、この単元を扱う時は毎回「いいなぁ」と感じています。

皆さんもご存知だと思いますが、あの可愛らしいペンギンは鳥類です。

鳥類ですが、飛ぶことはできません。

進化の過程で、飛ぶことを退化させたのがペンギンです。

おそらく、ペンギンがこれから飛ぶことはないかもしれません。

どれだけ努力したとて、飛べる可能性は低そうです。

ですが、そのペンギンは水の中を上手に泳げます。

水の中でも地上でも生活できますし、

なんとペンギンの方向感覚はgoogle Earthが体に入っているくらい正確だそうです。

しかし、飛ぶことはできません。

できないことに目を向けることは簡単です。

私だと、できなことは山ほどあります。

こんな仕事をしていますが、英語が話せません!!

ルー大柴さんの英語そのものです。

私のイングリッシュはベリーベリーリルビーです。

そして、泳げません。その他にも…と沢山できないことは挙げられますが、

「できること」に目を向けることに対しては消極的になってしまいます。

ワークの最後の問題では、

【あなたができることを3つ書いてください】

とあります。

この問題が特に気に入っているポイントで、生徒さんに自分が得意なことやできることをピックアップしてもらいます。

すると、大体の生徒さんは「これができるよ!」と色々教えてくれます。

自分ができること、得意なことをしっかりと伝えられて、みんなカッコいいなと思いますし、

とっても素敵だなと思うのです。

大人の私は、自分ができることを3つも書くなんて!と恥ずかしく思ってしまいますし、

「そもそも私、そんなにできることないわ…」と思ってしまいますが、ピックアップしてくれる生徒さんの姿を見ていると、とても羨ましく感じるのです。

何度もお伝えしますが、「できないこと」に目を向けるのは簡単です。

レッスンの中でも、それぞれ得手不得手があります。

漢字が苦手、音読が苦手、作文が苦手………

それぞれの「できないこと」を無理矢理取り組むよりも、

それぞれの「できること」や、「得意なところ」を、今よりも伸ばしていけるようなレッスンにしたいと意識していますし、常日頃心掛けています。

お子さんの「できない」や「苦手」に目を向けるのではなく、

「できること」、「得意なこと」、何かをやっている時に「キラキラしている姿」が見られる、

そんな素敵なところに目を向けて、伸ばしてあげられるようなサポートをしていきたいですね。

西本