レッスン日記
グループレッスンにて
先日のグループレッスンでは、過去最多の参加人数のレッスンの日がありました。
現在夏休みの生徒さんも多いからか、連日参加してくれる生徒さんもいて嬉しい限りです!
その日は参加者が多かったので、予定していたレッスン内容ができるだろうか…と、
人数を確認して一瞬考えましたが、何とかなるだろう!ということでそのまま内容を変更せずにやってみることにしました。
グループレッスンでは、参加される生徒さんの年齢もレベルも様々なので、時には予定していたレッスン内容を変更して実施することもあります。
なぜなら、みんなが少しでも聞いたことがある日本語を見つけて欲しいですし、一つでも日本語を覚えてくれるといいなと思っているからです。
その日のレッスンの内容は、「◯✖︎クイズ」。
私が言った日本語を聞いて、内容が合っているか合っていないかを答える、といういたってシンプルな内容ですが、
日本語を聞くというところに難易度があります。
難しい日本語の文章にはしていませんが、知らない単語もあるかもしれません。
まずは例題を2問出しました。
第一問:いちごは赤いです。
答えは◯です。
すると、「白いいちごもあるよ!」と教えてくれる生徒さんもいます。
第二問:いちごは、からいです。
答えは✖︎です。
すると、「先生!sour tasteのいちごもある!」と、
言ってくれたり、「あまいよ!」と言ってくれる子もいるので、
正しい文章にしてみんなで練習します。
いちごは、あまいです。
いちごは、からくないです。
いちごは、すこし、すっぱいです。
これだけで、色々な日本語を言えます。
すると、一人の生徒さんが、
「先生、私もexample言いたい!みんなもexample言いたい!」
と、提案してくれました。
こんなに大人数の日に、しかも自分で日本語の文章を作ってみる、なかなかに難しいのでは…と内心「大丈夫かな…私が考えた文章の方が簡単かも」と思いつつ、
生徒さんの提案に乗ってみることにしました。
「よし、やってみよう!言いたい人いる?」と聞いてみると、
意外にも、「はい!はい!」と意欲的に数名手を挙げてくれました。
最初の生徒さんは、少し恥ずかしそうに、
「レモンは、あまい」と言ってくれました。
すると他の生徒さんが、ジェスチャーで✖︎!を出してくれたり、
紙に✖︎を書いてくれたりと、生徒さんの日本語を聞いて反応してくれました。
・◯◯(生徒さんの名前)は、かわいい
→答えは✖︎、みんなに理由を聞いてみると、カッコいいからかわいいじゃない!とのこと
・すいかは 青い
・ケーキは あまい
・ラーメンは 長い
色々な文章を作ってくれました。
また、一人の生徒さんは、
「さくらんぼは あまい」と言ってくれました。
すると、「さくらんぼ」というワードにみんなが???という顔をしていて、
「さくらんぼはCherryだよ」とサポートすると、
みんなはすぐに、◯!と反応してくれました。
そこで、みんなで「さくらんぼ」という言葉をリピートしました。
一人の生徒さんが言った語彙を知らなかった、
サポートがあって意味が分かった、
お友達から新しい語彙を教えてもらった!
というのも、凄く良い流れだと思いました。
最後は、「ラーメンは 長い」という問題から、
みんなに、「お箸を使います、◯ですか、✖︎ですか?」
と聞いてみると、みんな手元の鉛筆やペンをとって、
お箸を使うジェスチャーをしてくれて、楽しくレッスンを終えることができました。
レッスンの準備をしていたとしても、臨機応変に変更したり、
生徒さんのレベルによって変更していく柔軟さが必要だと思いますが、
今回のレッスンを通して感じたことは、
「このレベルはできないかもしれない」と思って心配していたことも、案外何とかなるもんだな、ということです。
生徒さん達はお互いに楽しんでいて、もしかしたら内容がサッパリ分からなかった生徒さんも、他の生徒さんの言葉を聞いたり、
何かやってるな、と周りを見て遅れてでも反応する、
これがグループレッスンの良さだなと感じました。
と同時に、私が用意した◯✖︎クイズをやらなくて良かったな!と、思いました。
生徒さんの提案から、こんな風に展開していくとは思わずで、私もいつも以上に楽しませていただきました。
日本語を話したい生徒さんは話せて、まだ難しい生徒さんは他の生徒さんから刺激をもらい、
私も僕も手を挙げて言ってみたい!と感じてチャレンジしてみる、
色んな良さが詰まったレッスンだったなと感じました。
まだ早いかな、もしかしたらできないかも、ちょっと内容が難しいかもしれない、
そんな私の心配は徒労に終わりました。
とはいえ、今回のようなことばかりではありません。
ある程度こちらが主導権を握って、
こっちだよ〜!と方向を示すことは大事ですし、
サポートが必要な時は適宜判断していかなければなりません。
しかし、生徒さんの「やりたい」も尊重したいですし、
お互いに刺激し合い、楽しむことは大切です。
何よりここは、義務教育ではありません。
だからこそ、可能な限り「やりたい」と言ってくれたことに対して、OK!やってみよう!と言ってあげたいなと、私は考えています。
色んなご意見があるのは重々承知していますが、
今回のグループレッスンを通して、巻き込まれてみる楽しさを感じましたし、
生徒さん達のことを、「私が何かを教えてあげないといけない存在」という視点が、キレイに取っ払われたような気がしています。
生徒さん達は決して、「教えてあげなければならない存在」ではありません。
自ら学ぶ力を持っているんだと、改めて感じた日でした。
西本
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