レッスン日記
はじめまして
皆さん初めまして。日本語担当の西本と申します。
今回ブログを書かせていただく事になりました。
現在、幼児のお子様から大人の方まで担当をさせていただいております。
その中で私が気付いた事、発見した事をお話できたらと思いますので、宜しくお願い致します。
今回は、「違い」について少しお話させてください。
現在、我が家にも小学生と幼児の子どもがおります。
私が子どもを出産する前に、決めたことが一つあります。
それは「幼児語を使わない」という事です。
例えば、幼児語の例として「ワンワン、ニャンニャン」というように、動物を鳴き声で表現したり、
「まんま食べよう」のように、食事することやご飯のことを、別の言葉にする事があるかと思います。
それを一切やらない、と決めました。
子どもが言葉を話せるようになってきた時に、
「ワンワン」と教えられていた言葉を、いつか「あれは犬だよ。あれは猫だよ。」と教え直す日が来ることを想像すると、日本語教師として働いて私は、
「この過程いるかな⁇」と疑問に思っていました。
その一つとして、「お母さん」という呼び方に対しても、小さなモヤモヤを感じていました。
日本語学校で、「お父さん、お母さん」の丁寧な言い方は、「父、母」と学習します。
自分自身でも、「ママ」というキャラクターでもないし、「お母さん」は何だかしっくりこない。
子どもの頃から丁寧な言い方を覚えていれば、大きくなって他の人と話す時にも、自然と「私の父、私の母」と言えるのではないか。
そう考えて、「父、母」でいくことに決めました。
お陰で我が子達は、私のことを「母」と呼んでくれておりますが、上の子が初めての社会、「幼稚園」へ行った時に小さな事件が起こりました。
周りのお友達達の多くは「ママ」、
「お母さん」は少数、
「母」は自分だけ…
初めて「ウチとソトは違うんだ」と知ったようでした。
そこで上の子は、幼稚園のお友達の前で私を呼ぶ時は「お母さん」と呼ぶようになりました。
とても興味深い体験だったので、うちへ帰ってから「どうしてお母さんって呼んだの?」と聞いてみました。すると、
「だって、『母』って誰も言ってないから恥ずかしい…」
と。私はハッとしました。
良かれと思って教えきてきた「母」という呼び方が、周囲では少数派であるという理由で恥ずかしいと感じている。これは衝撃でした。
私は我が子に、「『母』という呼び方はとっても丁寧な言い方だから、恥ずかしくないよ。」
と伝える事が精一杯でした。
上の子は、ウチの中とソトの世界とが違うという事を、身をもって「学んだ」体験でした。
生徒さんの中にはウチの中では日本語と現地語、ソトでは現地語だけ、という生徒さんも沢山いるかと思います。
私は、それはとてもカッコいいなと感じます。
「日本語と現地語が話せるなんて、なんて素敵なんだ!」
と感じますが、もしかすると、子ども心に「違い」を複雑に感じていたり、言葉にできないモヤモヤ、もしくは我が子のように何とも表現し難い「恥ずかしさ」を感じていることもあるかもしれません。
子どもとはいえ、心の中では色んなことを感じ、きちんと意見を持っています。
大人である私達は、その心の声をきちんと聞いてあげたい、聞いてあげなければと感じます。
まだ表現できるだけの語彙を持っていない場合もありますので、しっかり汲み取る、最後まで聞く姿勢は忘れずにいたいですし、私自身も生徒さんと接する時に気を付けているところです。
何気ない普段の雑談の中に、色んなカギが隠れている事もあると思いますので、レッスンの中ではじっくりたっぷりとおしゃべりをして、心の声に気付けるようにアンテナを張っております。
普段お子様と接する中で、保護者の方も「ちょっと聞いてみたいな、先生にお話してみたいな」と思う事もあるかもしれません。
チャットワークでは伝えづらい、そんな時は是非いつでもご相談下さい。
講師面談というシステムもありますので、お気軽に利用していただければと思います。
西本
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