海外在住者のための日本語レッスン 優心オンライン

レッスン日記

なぜ、日本語を学ぶのか

7月が始まり、2025年も折り返しのスタートとなりました。

夏休みに入られた生徒さんは、どんな夏休みをお過ごしでしょうか?

保護者の皆さん、毎日本当にお疲れ様です。

我が家の子ども達も、夏休みまで残り数週間となりました。

日本の子ども達は、いよいよ1学期が終わろうとしています。

先日、海外在住の大学の先生(日本人)のお話を聞いていた時のことです。

その先生は、色々な国の大学でお仕事をされて、英語、中国語、ロシア語と学習し、専門分野では英語を使うとの事で、今でも毎日英語の学習を続けていると話されていました。

自身の専門分野でも、もちろん英語でのコミュニケーションが要求されるので、その為には毎日の英語の学習が欠かせず、今でも音読が日課だそうです。

その先生のお話では、

ロシアでの生活で、大学での同僚とのやり取りや、学内での学生さんとのやり取りは、英語でのやり取りが困らなかったと話されていましたが、

専門分野以外の日常生活においては、町の中でのロシア人とのコミュニケーションでは、英語のワンツースリーも知らない人が多く(ロシアの地方に住まわれていたとのこと)ロシア語を少しでも学ばないとどうにもならなかった、ということを話されていました。

このお話を聞いて、昨今生成AIの発展が目覚ましい中で、わざわざ言語を学ぶ意味とは何だろう、

ということを考えました。

英語ならまだしも、日本語を話す国は世界中でこの日本だけです。

海外に住みながら日本にルーツを持つ生徒さんが、

日常は現地の言葉を使う方が多く、日本に住む予定もない中で、日本語を学ぶ意味とは何だろう、

はたまた、自分がやっているこの仕事の意義とは、という所にまで行きつき、堂々巡りになることがあります。この手の問いは、私の中で度々湧いてきます(考え過ぎでしょうか笑)

我が子を含め、生徒さん達の少し先の未来には、もう生成AIが自分の気持ちまで汲み取って綺麗に翻訳してくれて、

伝えたい事が簡単に言える世の中になると思います。

少し前の翻訳アプリ等では、何じゃこりゃ?という翻訳だったものも、

今では随分と使い勝手がよくなっています。

そう考えると、ますます「言語を学ぶ意義とは」と考えてしまいますが、

私が行きついた答え、をお話すると、

「自分の言葉で伝えたい」ということに尽きるのかなと、今のところ考えています。

chatGPT がどれだけ上手に思いを翻訳してくれたとしても、

思いの【本当のところ】は伝わらないように思います。

人と人とのやりとりの中にある、温かみや微妙な感覚、間合いだったり、文脈だったり、

やりとりの中でしか感じられない独特の空気は、翻訳してもらって画面を見せたとしても、

100%伝わった、とは言い難いのかな、と私は感じます。

身振り手振りを使い、たとえ発音が上手じゃなかったとしても、「伝えたい!」という思いは必ず相手に伝わります。

私は、生徒さんとのレッスンの中で、お話する時間が本当に大好きで、楽しくて、

私が皆さんと話して楽しい!と感じる感覚を、

生徒さんにも、日本語を学んで使うことで「伝わった!楽しい!」と感じてもらいたいんだな、と改めて考えた、

そんな機会になりました。

私はこれからも、レッスンの中で、生徒さんとの他愛も無い会話続けていきますし、

その時間を何よりの楽しみにしてレッスンをやっていこうと思います。

誰かと話すことは楽しいこと、学んでいる日本語で言えたら、もっともっと楽しいよ!嬉しいよ!と、

生徒さんに伝えて続けていきたいと思います。

下半期も、私と沢山お話しましょうね!!

西本