レッスン日記
ちょっとむずかしい“おとうさん”の壁
みなさん、こんにちは!
優心オンライン日本語講師の豊田です。
日本では本格的に梅雨に突入しようとしていて、とってもムシムシしています💦
かと思えば、朝晩は急に寒くなることも。
寒暖差に気を付けて、季節の変わり目を穏やかに過ごせたらいいなと思います☔🐸
今回は、ひらがなの読み書きをがんばってくれている小学3年生のMちゃんとのレッスンから、心温まるエピソードをお届けします。
Mちゃんは、普段の会話はまだほとんど英語ですが、最近では日常の中でも少しずつ日本語の単語が出てくるようになったり、ひらがなを覚えてきているのを実感しているなど、お母さまから嬉しいご報告をいただいています!
私もレッスンをしていて、
「はい」「ありがとう」「できた!」
など、Mちゃんが自然に単語を言えるようになっているのを感じていて、とても嬉しいです♪
直近のレッスンでは、「おとうさん」「いもうと」など、発音と表記がちょっとややこしい言葉にチャレンジしました。
日本語には、音と文字が必ずしも一致しない言葉がたくさんありますよね。
たとえば、「おとうさん」の“う”は音としてはほとんど聞こえませんが、書くときにはちゃんと“う”が入ります。
こうした違いは、日本語学習者にとって最初の壁の一つかもしれません。
そんな中、Mちゃんは分からないところがあると、すぐにあきらめるのではなく、
「先生、もう一回言ってくれる?」
と、自分から発音を確認してくれました。
テキストに書き込む前に、私が与えたヒントは
「ひっかからないように気を付けてね!」
という一言だけ。それでもMちゃんは、
「ここは“お”に聞こえるけど書くのは“う”なのかな…?やっぱり“お”かな…?」
と、自分で考えて取り組んでくれました。
正解したときは「やったー!」と大喜び。間違えちゃったら「なんで日本語はこうなのー!?」と笑いながらも、またすぐに気持ちを切り替えてチャレンジする姿に、私はとても感心しました。
その日のレッスンの後半には、3択クイズ形式で復習を行いました。3つの選択肢の中から正しい表記を選ぶゲームです。
ヒントを出しながら進めていくと、Mちゃんは見事に正解を重ね、かなりの高得点に!
ところが本人は少し悔しそうな表情で、
「もう一回やってもいい?」
と再チャレンジをしてくれました。
2回目は集中力もぐっと増して、ついに全問正解!
そのときのMちゃんの満面の笑みは、私にとっても最高のごほうびになりました🌝✨
諦めずに挑戦するMちゃんの姿勢は、本当にすばらしいと思います。
でも、どんな子でもいつも前向きでいられるわけではありません。
だからこそ、楽しみながら取り組めるように工夫したり、ちょっとした成功体験を一緒に喜んだり、学びの過程を支える存在として、そっと背中を押してあげるのが、私の役目だと思っています。
子どもたちが「わかった!」「できた!」と感じる瞬間を、これからも一つひとつ積み重ねていけるよう、レッスンの時間を大切にしていきたいと思います。
豊田
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