レッスン日記
す、凄過ぎます…
生徒とのレッスンでは、生徒さんの話したい!を何よりも大事にしていますし、毎回の楽しみにしている私が、
先日のレッスンで「す、凄すぎる…」と感じたエピソードを紹介します。
その生徒さんは、
日本大好き!!可愛いが大好き!!の、
とっても頑張り屋さん。
その生徒さんとのレッスンでは、宿題を出していません。
なぜなら、生徒さん自身が自分で宿題を考えてやってきてくれるからです。
やっていない日は、「今週はできなかった…」と正直に話してくれて、
できなかった理由を自分なりに分析して、日本語で説明してくれます。
「最近はあんまりやる気がない。なんか疲れてて、でもそれは寝る時間が遅いから…早く寝たい!でも……」と、
その「でも」の後には、学校から帰ってきたらやりたいことが沢山あると話してくれました。
日本の漫画を読みたいし、ドラマも観たいし、
大好きなアイドルの音楽も聴きたいしYouTubeも観たい、
学校の宿題、日本語の学習、それから美容……
いろんな「やりたい」があって、時間が全然足りません。
それでも、生徒さんには目標があります。
まだ小学生ですが、明確に「こうしたい」という目標があり、その目標の為に努力を怠らないので、
自分で日本語の宿題も管理しています。
カレンダーには、日本語の宿題をした日にシールが貼られ、
自分で漢字テストをし、間違えたところはノートに書き込んでさらに練習、
日本語で日記を書いたり、あいうえお作文を作ったりNHKのニュース記事を読んで音読してきてくれたりと、
自分で決めた学習をコツコツと積み上げてくれています。
(まず、一人でここまでできることが素晴らし過ぎます)
そして先日、「なんでもてちょう」と書かれた一冊のノートを見せてくれました。
頭の中に浮かんだ言葉を思いつくままに書いて、
今日感じた小さなストレスも書いて、
それを見直して、「自分の変化を目視する」とのことでした。
それから、何とも興味深いページがありました。
それは、「飴のレビュー」。
毎日の勉強の合間に食べた飴の小さな袋を手帳に貼り、
その感想をメモしている、とのことです。
恐るべし「なんでもてちょう」!!!
文字通り、何でも記載されています。
「飴のレビューはどんなことを書いてるの?」と聞いてみると、
「飴の味と、テクスチャーとか。これはマスカットで、中がミルクだな〜とか!」
めちゃくちゃ可愛過ぎます。
ノートには、それぞれの飴の感想が書かれ、
食べた飴のパッケージが貼ってありました。
「これは、今日同じ味を食べてる」、と言うので、
その理由を聞いてみると、
「だって、飴のレビューは休みの日しか書けないから、他の味食べたら(レビューが)書けない!」(聞いたその日は平日)
自分ルールになんて忠実なんだ!!!!!
とはいえ、この自分の頭の中に浮かんだ言葉を思いつくままに書いたり、
自分の中にある小さなストレス(生徒さんの話では、早く寝たかったよ〜!や、今日は◯◯ができなかったー‥等)を書き出すことで、
自分の振り返りをしているとのことでしたが、
これは年齢や性別に関係なく、誰でも必要なことだと思います。
所謂、ジャーナリングです。
それを自分から、「なんでもてちょうを作って書こう!」と考えて決めて、
「なんでもてちょうだから飴のレビューも書いちゃおう♪」とひらめいて……
凄過ぎませんか?
これ、何度も言いますが、小学生の生徒さんなんです。
あれ、私大人とレッスンしてたのかな?と勘違いしそうになるほどしっかりとしています。
一体人間界を何回生きてきたんだろう…と感心するばかりで、
自己啓発のセミナーを受けたような、目の前がパッと明るくなるような感覚になりました。
「すごい……◯◯さん、すごい。凄すぎるよ!!!!」
と、「凄い」しか言ってない私の語彙力の無さに、レベルの違いを感じました。
書くことで自分を俯瞰して見る、そしたら気付いてない部分に気付くんじゃないかと、
自己管理する習慣を自ら生み出している生徒さん。
ただただ、尊敬の眼差しで見続けていました。
その日私は、生徒さんの内側から湧いてくるエネルギーを沢山受け取りました。
そうすると、不思議と私も前向きな気持ちになり、
「やってみよう!」と自然と思えていた自分がいました。
楽しそうに話す生徒さんを見ていると、私まで楽しい気分になってきました。
良いエネルギーには、良いエネルギーが伝染するんだなと改めて実感しましたし、
私も良いエネルギーを発信する側になりたいと思いました。
実際、生徒さんとお話をすると、新しい発見や学びばかりで、
いつも私の方が教えてもらうことだらけです。
どの生徒さんも、私の「先生」でもあります。
今回もまた、生徒さんから素敵なパワーがもらえて、
心がほくほくしています。
西本
カテゴリー
レッスン日記一覧に戻る