海外在住者のための日本語レッスン 優心オンライン

レッスン日記

「 50」の動物!

小学校1年生国語の教科書の一番最初は「 はるがきた」という単元です。

 子どもたちと先生が、青々とした芝生の上で大きな紙に果物の絵を描いたり、大きな紙飛行機にみんなで乗っ

たりしている絵をたどりながら、その様子を口頭で説明(表現 )します。

 この単元の7ページ目に、小川のほとりで、のりもの、果物、スポーツに関連するもの…など、子どもたちが

それぞれ思い思いの絵を描いている場面があります。

 さて、先週、サンフランシスコに在住のKくんと一緒に、この7ページを見ながら、「 どんな乗り物がある?」

「どんな果物がある? 」など、お互いに質問をし合っていました。「どんな動物がいる? 」という質問になったと

き、Kくんは黙々と「1、2、3… 」と数え始めました。そしておもむろに顔をあげて

「動物は、50いるよ 」

得意そうに答えました。私の予想では、魚、カエルなど合わせて12種類くらいでした。

「 50も動物がいるって、どうやって数えたの?」

とたずねると、

「せんせい、いっぱいいるよ! 」

「 絵の牛と、魚と、恐竜と、いるかと…」

「 それから、にんげん。『くさ 』だっていきてるから、どうぶつ。おがわのなかにも、くさのなかにも、いっぱ

いどうぶついるかもしれないよ。ほら、さかなのかげもみえてる!」

 一つのページから、目では見えていない動物にも想像を膨らませ、その存在をも数えるKくんの豊かな想像

力、そんな数え方もあるのだと、気づかせてくれたことに感謝しています。(東 )